2012年6月3日日曜日

教養学部長インタビュー - 学部紹介 - 東大の学び


※現在、新たな学部長が就任されています。

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入学してからの2年間(前期課程)の教育を担当する教養学部。教養学部という学部がある大学は数少なく、一つの学部の中で文系と理系両方の研究・教育を行っている点も特徴的である。2007年4月に学部長に就任した小島憲道教授に、教養学部の研究・教育についてお話を伺った。


―どのようなことを研究しているのですか。またその目的は何ですか。

教養学部の中には、文系3学科、理系3学科があります。文系3学科には超域文化科学科、地域文化研究学科、総合社会科学科があり、理系3学科には基礎科学科、広域科学科、生命・認知科学科があります。また、教養学部の上には、総合文化研究科という大学院があります。1996年の大学院重点化によって設置された大学院で、文系4専攻・理系1専攻があります。理系の1専攻の中には、専攻に準じる3つの系があります。

どういう研究を行っているかと申しますと、「学際的な研究」というのが一つのテーマになっています。例えば、特徴的な研究では、平成14年度に2件、平成15年度に1件の計3件の21世紀COE(Center of Excellence)が採択されました。具体的には「共生のための国際哲学交流センター」、「融合科学創成ステーション」、「心とことば―進化認知科学的展開」という3つのプロジェクトがあります。その中でチームを組んで、例えば化学と数理科学のすばらしい共同研究の論文が出ています。もちろん普段から研究者同士が集まってチームを組んでやることはありますけれども、一つの大きな目標を持ったプロジェクトを組んで共同研究をすることが、優れた研究を生み出すキッカケになっているのではないかと思います。

理系の一つの特徴として、世界でも有数の「複雑系の科学」の研究拠点であることが挙げられます。物理学、化学、数理科学などの異分野が融合して、未解決の現象を普遍的な原理として解明していって、新しい学問を作っていこうとしています。文系でいえば、表象文化・芸術が挙げられると思います。中にはダンスを研究している研究者もいます。従来の研究分野では学問の対象ではなかったものを学問に組み込んでいく。それが一つの特徴ではないかと思います。

―学部全体として何を目指しているのですか。

2012年6月1日金曜日

Hockey Lab Japan : ヘローキィのミネソタ奮闘紀 vol.1


[2000年1月6日〜|1999年10月28日〜 | ミネソタ奮闘紀Top]

12月12日

若林@ミネソタです。
今日もウィスコンシン大リバーフォールズ校に9−0で完勝。
シーズンを8勝1敗1分で折り返しました。まずは順調です。ゴーリーも正キーパー・ミッシーが鉄壁の守りを見せてくれたので、ゴーリーコーチとしてはとても満足のいくスタートでした。今日はミッシーを先発させて3ピリからニタラに変えたのですが、ミッシーはこれに不服らしく相当ふくれていました。すべての試合に先発して勝ちたいという彼女の闘争心は大いに評価できるのですが、バックアップゴーリーを育てるというチームの方針も分かってもらわなければ困ります。月曜日に彼女と話をしようと思います。
月曜日からも練習はありますが、キャプテンを中心とした自主練習で、コーチは参加することはできません。試験 期間中に練習を強制できない、コーチできないというのは学校の決まりなのです。15日にミネソタを発ち、デンバーでコロラド対アナハイム線を観戦、ロワがトニー・エスポシートの記録を抜いて勝利数単独歴代3位に立つところを見られるかもしれません。16日にデンバーを発ち17日に日本に一時帰国します。
それでは。

12月11日
若林@ミネソタです。
昨日は朝からゴーリー・ミッシーの個人練習(彼女は授業かなんかで午後の練習にでれないから)、午後には前日の練習を休んだディフェンスの個人練習、夕方にはチームの練習と、3回も氷に乗った。さすがに忙しい。でもミッシーを45分間もまとめて指導できるのはいいことだ。彼女も十分な時間をとって練習したがっているし。
ニタ� �の方も個人練習したいんだけど彼女は学業不振でチーム残留に黄信号がついているからちょっと声をかけにくい。ニタラの方はその他にも先発できる試合が少ないことへの不満、過去に飲酒関係で注意を受けたことなどがあり、ちょっと問題児となりつつあるのが心配です。
ゴーリー以外のプレーヤーも個人指導することができるのはすごくいいことだと思う。たいていは基礎技術があまりなくて出番のない選手ばかりです。「基礎なんて今まで教えてもらったことがなかった」と喜ばれているようなので嬉しい。
今日はウィスコンシン大リバーフォールズ校と試合。あいてがあまりに弱いので話にならず、8−0で勝ちました。5試合ぶりに先発したニタラは被シュート数3本ながら完封。でもやっぱり大事な試合に出られない� �とが不満らしく昨日もジェフと話し合っていたようです。やはり先週ホームタウンで先発できなかったこと、そしてそれを早めに告げられなかったことには不満だったらしい。
その他にもあまり出場機会がないことに不満を漏らし始める選手が何人か出てきました。特に去年まで主力だったのに、有能な新入生の加入で出番がほとんどなくなった選手は不満ブーブーです。あとはとにかくわがままな選手。
この文章を読んでいるスポーツ選手の人たちに、コーチとしての意見を言っておきます。いろいろあると思うけど、出られないことに不満を漏らし始める選手に、コーチが後々好印象を持つことはまず絶対にありません。出られないことに満足して欲しくはないのですが、不満を言う前にまず「なぜ出られないのか?」を自分� �解決しようとすべきです。
試合に出られなくて満足な選手なんているわけはありませんし、コーチはすべてのプレーヤーを満足させることもできません。でも、出られなくても、自分で自分が出られない理由を見つけて努力し、与えられた機会に努力しているプレーヤーも一方ではいるのです。
コーチとして最終的に次にどちらの選手にチャンスを与えたくなるでしょうか?もちろん文句を言わずに頑張る方です。選手とは最終的には選ばれて試合に出るのですから、選ばれるためにコーチの意に添うプレーをするのは当然です。(少なくともアマチュアでは)でられないのはコーチのせいではないのです。
とかいって自分も試合に出られないときはおもいっっっっっっっきりクサっていましたが。。。今思えばそんなことをし なければ良かったと思うわけです。時間の無駄ですし、決していい方向には向かいません。
明日も同じチームと試合です。ミッシー先発でニタラを途中から出すのですが、これはこれでミッシーが「なんで私が全部出られないの?」と怒りだしているらしく大変です。ミッシーはどう考えても正キーパーですから怒る理由はあります。でもスタッフとしてもニタラを試合慣れさせておかないと困るから、これも仕方ない決断です。
いやー、校の東西、老若男女を問わず、チーム内の不満の95%以上は出場時間に関することだと、改めて思い知らされます。
それでは。

12月7日
若林@ミネソタです。
速報:
我らがゴーリー、ミッシー・メムキンが2週連続でMIACプレーヤー・オブ・ザ・ウィークに選出� ��れました。2試合で62セーブ(セーブ率96。9%)して2勝しているわけですからまあ当然です。
それでは。